【連載】作業着とドレスアップの2つの側面から見る女性たち【鉄工女子プロジェクト】
- KEIGO KAWAIDA

- 1月26日
- 読了時間: 4分
更新日:7 日前
この日は、「鉄工女子」プロジェクトにとって、ひとつの大きな節目となる日だった。
制作予定の写真集に掲載するメインビジュアルを撮影する本番日。
ムラカミ鋼管で働く女性従業員13名となみちゃんが揃い、丸一日をかけて撮影に臨んだ。
集合は早朝7:30。
まだ空気の冷たい時間帯に、写真コーチの僕と、ムラカミ鋼管の社長であり本プロジェクトの発起人の“なみちゃん”が現場入りし、撮影の設営からスタートした。


実はこの日のために、何度も現場に足を運び、ロケハンを重ね、構図や動線、光の入り方まで細かく打ち合わせをしてきた。

準備を重ねてきたからこそ、
「いよいよこの日が来たな」という高揚感と、「ちゃんと撮りきれるだろうか」という独特の緊張感が入り混じる朝だった。
ポージング講座から始まる、チームとしての撮影
鉄工女子たちを、より美しく、より魅力的に写真に残すために、
今回は東京からポージング講師のNOZOMIさんをお招きした。

NOZOMIさんは9歳から芸能界で活動し、様々なフィットネス系コンテストやミスコン、フォトグラファー向けのポージング指導を行っている、まさにポージングのプロ。
(詳しい紹介は前回の記事でも触れているので、ぜひそちらも読んでほしい)
前回記事はこちら
撮影前に、全体で約1時間のポージング講座を実施。

立ち方、重心の置き方、体のラインの作り方。
ただ「ポーズを取る」のではなく、写真としてどう写るかを意識した身体の使い方を、実践を交えながら学んでもらった。
最初は少し照れや緊張もあったけれど、
次第に場の空気はほぐれ、笑い声も増えていく。
一人ひとりと向き合うポートレート撮影
その後はいよいよ、一人ずつのポートレート撮影へ。

14人それぞれ、年齢も雰囲気も性格も、仕事での立ち位置も違う。
だからこそ、同じ撮り方はしない。
その人が持っている空気感、
仕事に向き合う姿勢、自然に出る表情。


それらが一番美しく、そして“その人らしく”写るように、ライティング、ポージング、立ち位置を微調整しながら、丁寧に撮影を進めていった。
カメラの前に立つうちに
最初は少し硬かった表情が、
だんだんと安心したいつもの表情に変わっていく。
写真には、そういう変化も写る。

「鉄工女子」全員集合のカットへ
午後からは、全員の集合写真を撮影。
今回は、広角と望遠の2パターンで、まったく異なるイメージの写真を狙った。

鉄工女子たちがより「かっこよく」「美しく」写るように、
立ち位置、距離感、視線、表情まで細かく調整していく。

事前にロケハンを行い、構図までしっかり決めていたこともあり、
撮影自体はスムーズ。
準備の大切さを改めて実感する時間でもあった。

『鉄工女子』の別の顔。ドレスアップ撮影
そしてこの日の撮影は、まだ終わらない。
夜は、全員にドレスアップしてもらい、大阪・堺にある歴史ある洋食店「南海グリル」さんでの撮影を行った。

クラシックな店内に、ドレスアップした女性たち。
工場での撮影とは、まったく違う空気感。



今回の撮影の意図ははっきりしている。
「働く、かっこいい姿」と「装う、美しい姿」
そのコントラストを一冊の中で表現すること。
仕事着に身を包み、真剣に鉄と向き合う姿も、お気に入りの服をまとい、柔らかな表情を見せる姿も
どちらも同じ一人の女性。
いろんな側面を見せることで、
被写体の輪郭線は、より立体的になっていく。

『鉄工女子』写真集に込めたいもの
今回の撮影を通して、改めて思う。
写真は、「画質の良い写真を撮る」ためのものじゃない。
すでに各人が持つ価値を、見つけ出して表現していくもの。
鉄工女子プロジェクトは、
「女性が鉄工所で働いている」という表面的な話ではない。
ー 真剣に仕事をする姿
ー あまり見ることのない製造業のリアル
ー そこで活躍する女性たち
ー 女性としての美しい一面
それらをビジュアルで一発で伝える、そんな力が写真にはある。

『うちの女性たち、カッコええやろ』
を伝えたいというなみちゃんの想いから始まったこのプロジェクト。
カッコええ写真も、美しい写真も、たくさん集まった。


いったん本日で一区切りの撮影
あとは膨大な写真たちをどうまとめていくか。
まずは一般販売ではないが、フォトブックの作成に移っていく。
きっと、素敵な一冊になるはず。
この『鉄工女子』プロジェクトの続きを、
これからもぜひ見守ってくださると嬉しいです。




勇気を出すことで一歩進めたこと!
進んだ先で初めて出会う景色と感情!
この先の感動に全力を注ぎます❣️
支えてくれるみんなに感謝しかないです❤️
ケイゴ先生!ありがとうございます😊
そして、引き続きどうぞよろしくお願いします